株取引における「控除率」

投資行動における「控除率」の計算はとても重要ですが、株取引における「控除率」は理解が難しいようです。

実態として現物取引の場合、相手がいなければ取引すら成立しないので、そもそも控除率は無いのでは?ということも理解はできます。

信用取引では、この「控除率」を意識する必要があります。

データ解析すると、本当に大きな意味があると実感できます。

株における「控除率」は、いわゆる「売気配」と「買気配」の差分による構造的コストが「控除率」となります。

いわゆる「呼値」が小さいと、気配の差分が大きい様に感じます。

例えば株価500円で呼値が0.1の銘柄があったとして、気配の差分が0.3円だと一回の取引コストは0.3円という事です。

仮に株価が3%動いたとして515円になった場合は、15円に対して0.3円なので「控除率」は2%ということになります。

もし1円動くまでに新規注文と決済をした場合には「控除率」は30%ということになります。

「控除率」が30%の取引を繰り返していたら、よっぽどの戦略が無ければ勝てるわけがありません。

銘柄の値動き(ティック量)と呼値と気配の差分、株価との比率の関係が控除率の計算の基となるので、銘柄による勝ちやすさというのはある程度は見極めることができます。

信用取引の場合、auカブコム証券やSBI証券も分かっている様で、トレーダーが勝ちやすい銘柄はなんとか手数料とかで別の手数料を取っていますね。笑