呼値と期待値との関係

色々とデータ解析をしているのですが、IHI(7013)の呼値が1円から5円に切り替わる価格帯です。

呼値は、信用取引の場合はいわゆる「スプレッド」という取引コストそのものです。

データを解析していると、同じロジックで取引した場合に、どのくらいの影響があるかは数字で確認することができます。

現物取引の人達は、約定するかしないかなので、影響は少ないかもしれませんが、信用取引の特にデイトレは大きな影響があります。

少なくとも、検証するとデイトレでは呼値の切り替わり上部での信用取引は、ほぼ勝てないことが伺えます。

例えば1,000円~1,100円や3,000円~3,300円などです。

逆に2,500円~3,000円や8,000円~10,000円位の株価の銘柄は勝ちやすい傾向にあります。

当然の構造ですが、検証をすると良く分かります。

最近の信用取引が増えている市場を鑑みると、呼値の急激な変化は市場そのものに悪影響があるように思えます。

1,000円刻みで0.1円ずつ増やしていくような呼値になってくれると、多分、マーケット的に良い影響が出ると思いますが・・・