株価のティックデータ
日本の個別株のティックデータは、auカブコム証券APIの機能によりPUSH配信で取得できます。
※PUSH配信とは価格などの情報が更新された時にシステム側からデータを配信する仕組みです。
いくつかの条件があるので参考にしてください。
- 1つのパソコンで50銘柄まで
- 400ms(0.4秒)で間引き(公式QA)
PUSH配信ではなく、RESTによるリクエスト取得の場合、1秒間に10件(100ms間隔)のリクエストを受け付けるようです。
しかし50銘柄のティックデータを取得するにはPUSH配信の方が利便性があります。
プログラムによる取得
auカブコム証券APIではGithubのリリースページよりサンプルがダウンロードできます。
私の場合、C#を使ってプログラムを組んでいます。
400msでの間引きという事ですが、サーバー側で間引きをしているようで、端末PCにインストールされた「kabuステーション」は、間引いた後のデータで動いている感じです。
現在、40銘柄はティックデータが多い順に銘柄を登録し、残りは私が気になる銘柄で取得しています。
2024年11月から取っていますが、大きいファイルですと13万レコードを超えて80MB以上になります。
1日に5.5時間ですから19,800秒で、仮に13万レコードだと6.5回/秒なので400msでは無いのでは?
仕様の実態は分かりませんが体感的にも400msよりも早い感じを受けています。
CSVに書き込む速度よりもPUSH配信の方が早いので、C#のQueueクラスを使って処理をしています。
毎日19時頃まで端末PCでCSVの書き込みをしています。笑
取得できる株価データ
各銘柄の株価データはかなり詳細まで取得できます。
公式サイトにも出ていますが60項目以上の詳細データを株価ティック以上のデータを取得できます。
SBI証券の端末アプリの「HYPER SBI 2」のデータと比べると、目視レベルですが加工している感じは無いと思います。
各証券会社で遅延の度合いは色々ありますが、データそのものは一緒な気がします。
auカブコム証券APIの株価データに以下の注意書きがあります。
※レスポンスにある「Bid」と「Ask」は、本来の意味である「買気配」と「売気配」と逆になっております。実際に返却される値は日本語の説明に準じたものになりますので、ご注意いただきますようお願い申し上げます。
サンプルはデータ量の少ない銘柄でご確認ください。
ベースフード(2936)
※クリックするとダウンロードできます。